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2007年6月29日 (金)

ロハス疑惑

[AD]イノベーションが重要だというだけの言葉はもう聞き飽きた。


友達からのメールに、「ロハスなんて言ってるのは日本だけでアメリカにはないんだよ」と書いてあって驚かされた。ロハスにさほど関心がなかったのでよくよく調べてみると、ロハスとは「健康や環境問題に関心の高い人々のライフスタイル(ウィキペディア)」であり、これほど雑誌などで特集され、取り上げられている理由は単に商品を売るためであるようだ。

アメリカのロハスと日本のロハスの決定的な違い・・・それはアメリカ人が「ロハス」という言葉さえ知らないことだと思う。 日本のロハス、アメリカのロハス

仕掛けられたものに喜んで乗っかる日本人らしい現象といえる。アメリカではロハスなんて言葉は誰も言わず、健康や環境を重視した結果ロハスになっているという。つまり、あえてカテゴライズすればロハスということになるが、そもそもカテゴリーに参加するという種類のものではなく、自らの信念や信条に基づいた生活をしているだけということになる。日本では、ロハス的な商品を買ってロハスを実践する!という何ともイージーなだけのロハスがブームになっている。

このように日本人の場合、LOHASの「健康」「環境」といった本当の意味を理解している実践者は少なく、「セレブへの第一歩」「おしゃれな生活スタイル」として捉えている人が大半を占めているようだ。 「上流」LOHASな人たちの矛盾を説く!

悪いとは言わないが、自分がやってることの本質的な意味を忘れてしまうというのは問題がある。商品を買うことでロハスになり、買わなければロハスができないなんて、まさにものを考えないことの表れではないかと思う。企業は商品を売るためにロハスの敷居を低くする。考える苦労をせずに快適な時間が手にはいることを強調するのが近年の宣伝マーケティングである。それを受けた消費者が、商品を買ってそこからロハスに関心を持つならいいが、商品を買うこと自体がロハス生活だと取り違える状況はあまりに悲惨だ。

ロハスの実践度を高めるためには、ロハス型商品を次々と消費する必要があるという反ロハスに陥ることになる皮肉をどう考えるのか。よく医者が、強迫観念でサプリメントを飲まずにいられない人に、サプリメントはあくまで栄養補助食品ですよと言うが、ロハス商品もロハス補助に過ぎない。

日本でねつ造された海外ブームに踊ることなく、ロハスなどの傾向が生まれた背景に向き合うべきだろう。ロハスが健康や環境問題と人間の生活に結びついている以上、それら問題について真剣に考えることが基本にあるはずだが、どうだろうか。



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